コラム2025年9月3日

「日本一のイオン」が縮小へ　取手のまちづくりに新たな局面

一時は「日本一大きなイオンができる！」と話題になった、取手市桑原地区での大型商業施設の計画。
その規模はなんと 東京ディズニーランド（51ヘクタール）より広い64.8ヘクタール。本当に“街ひとつ分”のような夢のあるプロジェクトでした。

ところが最近、市から「計画を半分ほどに縮小する方向で話が進んでいる」と発表がありました。理由は、ここ数年で大きく影響を受けている 資材費や人件費の高騰。建設を引き受ける業者さんがなかなか見つからない現実もあり、当初のスケールを維持するのが難しくなったそうです。

縮小後は、国道6号より南側のエリアに絞って開発が進められる見込みです。
北側の土地については「まだこれからどう活用していくか考える段階」とのこと。公園や地域施設、もしかすると別の形の商業施設が検討されるかもしれません。

ちょっと残念…
「日本一規模のイオンができる！」という期待が膨らんでいただけに、縮小のニュースは少しショックに感じる方も多いはずです。
でも前向きに
一方で、現実的な規模に見直されたことで「ちゃんと完成までたどり着けるのでは？」という安心感もあります。
まちの未来にどうつながる？
商業施設ができると買い物の便利さはもちろん、交通や雇用にも大きな影響があります。今回の縮小は確かに残念ですが、「本当に地域に必要なものは何か？」を見直すチャンスでもあるのかもしれません。